日々の振り返りのコツ

チームの仕組み 業務の改善

 

 

 

 

1. 振り返りの重要性

 

振り返りは、ビジネスシーンだけでなく、普段の生活でもよく行われます。

例えば料理をするシチュエーションでは、想像していた味にならず、どこのプロセスがまずかったのか?と考えるシーンはよくあります。

何度かレシピ通りに作っていると、実は簡略化できる工程に気づくことがあります。

ビジネスシーンにおいても同じで、実際に計画に沿ってやってみると、想定以上に工数がかかってしまう、実は重要なプロセスが抜けていたなど、予定外のことがたくさん発生します。

 

このように実際に物事を進めていると、改善できそうなところに気づくことが多々出てきます。

つまり、より高い成果を生み出していくには、最初に決めた手順でなく、細かく修正をしながら進めることが大切です。

 

 

 

2. YWTフレームワークの概要と活用方法

 

効率的に振り返りをするには、やみくもに振り返りをするのではなく、フレームワークを活用しましょう。

ここでは、YWTを紹介します。

YWTは、やったこと(Y)→わかったこと(W)→次にやること(T)、と流れで振り返りを行えることが特徴です。

 

YWTフレームワーク

Y:今日やったことは何か。実績。

W:わかったことは何か。気づき。

T:次にやることは何か。改善点。

 

しかし、いざやってみると難しいため、それぞれのコツをお伝えします。

 

 

▼Y(やったこと)

 

上手くいかない事例としては、Yの粒度が荒いケースです。

例えば、今日は提案資料の作成を行ったとします。これを書き起こすと、

 

△ 提案資料の作成 できた/できていない。順調/遅延。など

 

〇 提案資料の作成 50%/順調

  └ストーリーを作る 完了

  └目次を作る 完了

  └目次ごとのキーメッセージを作る 未着手

  └必要なデータを収集する 未着手

 

粒度が荒いままだと、何ができたのか?できていないのかが?わかりづらく、次のWも振り返りがやりにくくなってしまいます。

具体的なタスクを洗い出すことで、実際の進捗具合が分かりやすくなります。

 

 

▼W(わかったこと)

 

Y(やったこと)に対して、「うまくいった」「うまくいかなかった」という振り返りだけで止まってしまうケースがあります。

そうではなく、そこから得た気づき、学び、ひらめきを、書き出すようにしましょう。

 

△ ストーリー作りは順調に進んでいる。しかし目次つくりは想定よりも時間がかかってしまった。

〇 目次つくりは想定よりも時間がかかってしまった。

  参考になる資料がなくて、自分で考えていたが、アイデアがなかなか出てこなかった。

  1人で進めるのではなくて、困ったときは、上司に相談すればよかった。

 

うまくいった、いかなかった、という状況から、もう1段要因を考えてみるとよいです。

もう1段振り返るときのポイントは、why(どうして?)よりも、what(要因)は何だろう?と考えてみて、

「こうするとうまくいく」、「これをやると失敗する」というところまで掘り下げることがポイントです。

次のT(明日につなげられる改善のアイデア)に繋がっていきます。

 

 

▼T(次にやること)

 

W(わかったこと)から、工夫することを書き出しましょう。

こちらも、具体的な内容が書かれないケースがあります。

 

△ 作業工程を見直す

〇 30分考えてもアイデアが出なかったら上司に相談をする。

 

このように、具体的に記載することで、次の日から何をすべきかが、ハッキリと見えてきます。

 

次の日の振り返りでは、このTで書いた上司に相談する、これが効果があったのかどうか、実際に相談しようとしたら、何が起きたのか、という振り返りを行っていきます。

このように、自ら考え、進めながら細かく修正を行うことが大切です。

 

 

 

3. 関連資料 

 

▶▶【📝記事】目標振り返り はこちら

1分で無料登録!

会員限定コンテンツで
仕事を進めやすくするヒントが見つかる!

人気動画・記事が見られる
役立つフォーマットがダウンロードできる
専門のアドバイザーに相談できる

おすすめ動画

日々の振り返りのコツ

チームの仕組み 業務の改善

 

 

 

 

1. 振り返りの重要性

 

振り返りは、ビジネスシーンだけでなく、普段の生活でもよく行われます。

例えば料理をするシチュエーションでは、想像していた味にならず、どこのプロセスがまずかったのか?と考えるシーンはよくあります。

何度かレシピ通りに作っていると、実は簡略化できる工程に気づくことがあります。

ビジネスシーンにおいても同じで、実際に計画に沿ってやってみると、想定以上に工数がかかってしまう、実は重要なプロセスが抜けていたなど、予定外のことがたくさん発生します。

 

このように実際に物事を進めていると、改善できそうなところに気づくことが多々出てきます。

つまり、より高い成果を生み出していくには、最初に決めた手順でなく、細かく修正をしながら進めることが大切です。

 

 

 

2. YWTフレームワークの概要と活用方法

 

効率的に振り返りをするには、やみくもに振り返りをするのではなく、フレームワークを活用しましょう。

ここでは、YWTを紹介します。

YWTは、やったこと(Y)→わかったこと(W)→次にやること(T)、と流れで振り返りを行えることが特徴です。

 

YWTフレームワーク

Y:今日やったことは何か。実績。

W:わかったことは何か。気づき。

T:次にやることは何か。改善点。

 

しかし、いざやってみると難しいため、それぞれのコツをお伝えします。

 

 

▼Y(やったこと)

 

上手くいかない事例としては、Yの粒度が荒いケースです。

例えば、今日は提案資料の作成を行ったとします。これを書き起こすと、

 

△ 提案資料の作成 できた/できていない。順調/遅延。など

 

〇 提案資料の作成 50%/順調

  └ストーリーを作る 完了

  └目次を作る 完了

  └目次ごとのキーメッセージを作る 未着手

  └必要なデータを収集する 未着手

 

粒度が荒いままだと、何ができたのか?できていないのかが?わかりづらく、次のWも振り返りがやりにくくなってしまいます。

具体的なタスクを洗い出すことで、実際の進捗具合が分かりやすくなります。

 

 

▼W(わかったこと)

 

Y(やったこと)に対して、「うまくいった」「うまくいかなかった」という振り返りだけで止まってしまうケースがあります。

そうではなく、そこから得た気づき、学び、ひらめきを、書き出すようにしましょう。

 

△ ストーリー作りは順調に進んでいる。しかし目次つくりは想定よりも時間がかかってしまった。

〇 目次つくりは想定よりも時間がかかってしまった。

  参考になる資料がなくて、自分で考えていたが、アイデアがなかなか出てこなかった。

  1人で進めるのではなくて、困ったときは、上司に相談すればよかった。

 

うまくいった、いかなかった、という状況から、もう1段要因を考えてみるとよいです。

もう1段振り返るときのポイントは、why(どうして?)よりも、what(要因)は何だろう?と考えてみて、

「こうするとうまくいく」、「これをやると失敗する」というところまで掘り下げることがポイントです。

次のT(明日につなげられる改善のアイデア)に繋がっていきます。

 

 

▼T(次にやること)

 

W(わかったこと)から、工夫することを書き出しましょう。

こちらも、具体的な内容が書かれないケースがあります。

 

△ 作業工程を見直す

〇 30分考えてもアイデアが出なかったら上司に相談をする。

 

このように、具体的に記載することで、次の日から何をすべきかが、ハッキリと見えてきます。

 

次の日の振り返りでは、このTで書いた上司に相談する、これが効果があったのかどうか、実際に相談しようとしたら、何が起きたのか、という振り返りを行っていきます。

このように、自ら考え、進めながら細かく修正を行うことが大切です。

 

 

 

3. 関連資料 

 

▶▶【📝記事】目標振り返り はこちら

1分で無料登録!

会員限定コンテンツで
仕事を進めやすくするヒントが見つかる!

人気動画・記事が見られる
役立つフォーマットがダウンロードできる
専門のアドバイザーに相談できる