【2月特集】育成初心者日記「業務を教える」「人を育てる」の違いって何?
私は今まで業務を教えることはありましたが、今年度初めて「育成する」ことを体験しました。その立場になってみて、改めて気づいたことがあります。 それは、「業務を教えること」と「人を育てること」は、似ているようで別物であるということです。 今の育成の仕方を、ほんの少し視点を変えたり、要素を足したりするだけで、 育成はより楽しく、成果が出やすいものになると思います。 目次 1.OJTと育成の違い 2.期待していることを伝え、モチベーションを保てるように意識する 3.まとめ 4.関連資料 1.OJTと育成の違い OJTは、業務を進めるために必要な“やり方”や“手順”を伝えるものです。 一方で育成は、相手が今後、自分の力で考え行動し、仕事を進められる状態をつくることだと感じました。 OJTのように、目の前の業務を滞りなく回すことを優先すると、 つい「次はこうしてください」「この通りに進めてください」と、方法だけを伝えがちになります。 しかしそれだけでは、本人が自ら考える余白がなくなり、成長する機会を奪ってしまうこともあります。 そこで私が「育成」という視点で意識しているのは、 他の仕事にも応用できるよう、全体の流れや“進め方の考え方”をセットで伝えること フィードバックでは、「こうしてほしい。なぜなら〜」と必ず理由を添えること この2点です。 こうした伝え方を意識することで、 同じ目的の仕事が来たときに、指示を待つのではなく 自分で考えて進められる状態 に近づくと感じています。 以前は、必要な情報を先回りして、タスクレベルで伝えることが相手のためだと思っていました。 しかし育成の視点に立つと、 “次は自分で考えて進められるようになること”が、必要な支援 なのだと気づきました。 2.期待していることを伝え、 モチベーションを保てるように意識する 私が育成を進めるうえで、一番大切だと考えているのは、お互いに信頼できる関係性であること です。 「上司は自分に期待していないのでは?」 「担当者だから仕方なく、表面上だけの育成をしているのでは?」 そんな不信感がある状態では、仕事に前向きに向き合うことは難しいと思います。 そこで、私は次の2つを特に意識しています。 ① 期待を言葉にして伝える なぜ、その仕事をあなたに任せるのか その仕事を通して、あなたにどのように成長してほしいのか これらを曖昧にせず、できる限り具体的に伝えるようにしています。 期待を明確に伝えることで、 「自分は信頼されている」「任されている理由がある」 という安心感につながると考えています。 ② モチベーションを保ちやすいように心がける 単に「何をしてほしいか」という指示だけでなく、本人の興味やキャリアの方向性と結びつけながら、 この業務にはどんな意味があるのか どんな力が身につくのか 将来どんな場面で役立つのか といった 価値や意義 をできるだけ丁寧に説明するようにしています。 そうすることで、 「この仕事には、自分にとっての意味がある」 という 納得感 が生まれ、モチベーションも保ちやすくなると感じています。 私自身も、自分は期待されていないと感じた時は、モチベーションが全く上がらなかったですし、 逆に明確に「期待しているよ」と伝えてもらえた瞬間が、一番モチベーションも上がったし、成長できた気がします。 結局のところ、育成に必要な指針を考えるときは、「自分ならどう育成されたいか」を起点にするのが、もっとも分かりやすいかもしれません。 3.まとめ 私は、「育成」についてまだ初心者のため、 今回の記事は「これからも大切にしたい育成のあり方」を整理したものです。 同じように育成で悩んでいたり、誰かの成長を支えたいと考えている方へ、 一緒に一歩踏み出せるものになれれば幸いです! 4.関連資料 ▶▶【毎月の特集記事】バックナンバー はこちら